生活習慣病予防

セサミンの過剰摂取とその弊害

サプリメントとしてもおなじみ「セサミン」は、ごまに多く含まれている成分で、抗酸化機能があります。
「ごまが健康にいいなら毎日食べよう!」と思っても、ごまに含まれるセサミン量は、ごくわずかであるため簡単にはいきません。
ということで、もしもこのセサミンを過剰摂取してしまったら、一体どんな問題が発生するのでしょうか?

まず、食品であるごまやごま油を大量に摂取した場合の弊害については、ごまの大半が脂質でできているため、カロリーの摂りすぎや、脂質の摂り過ぎになる可能性があります。
もちろん、日頃から代謝が活発であったり、摂った分のカロリーをすべて運動などで消費できたりするなら、ごまを直接食べても問題はありません。
しかし、やはり、ごまそのものを大量に消費することは、肥満の原因ともなりやすいので、あまり効率的ではありません。

セサミンをごまから摂取する場合、最低でも3000粒程度は摂取しなければいけないと言われています。
3000粒ともなると途方もない量で、朝昼晩と1000粒ずつ摂取しなければなりません。
しかも、セサミンと同時に脂質も摂取してしまうので、これでは健康の為とはいえ元も子もありません。

カロリーの心配をせず、セサミンを摂取しようと思ったら、ゴマから抽出されたセサミンだけを使用したサプリメントがおすすめです。
脂質は摂らずに、セサミンだけ(もしくはビタミンなど他に配合されている成分)だけを吸収することができるので、3000粒を口にしなくても十分必要量を補うことができます。
最近では、コエンザイムなどといった、アンチエイジングに良いとされる成分を合わせたサプリメントも登場しているので、用途に合わせて選ぶこともできそうですね。

セサミンそのものには、過剰摂取の弊害はみられていませんが、一度に大量に摂取すると吸収が追い付かず、胃腸に不調をきたす可能性もあります。
ごまは、人間の体内で活性酸素を減らし、代わりに内側から若々しさを保つはたらきを持っています。
日頃から健康に気を使っている方、飲みすぎ・食べ過ぎに注意したい方は、バランスの良い食生活を心がけつつ、セサミンを効率的に摂取することが大切です。

Copyright(C) 2013 快適な生活を送るために必要な物 All Rights Reserved.